ジャズ(jazz)の種類

ジャズの主なスタイル、種類

 

 

ジャズと一言でいっても、いろいろな種類があります。種類の区分としては、今までに演奏されたスタイル、現在も演奏されているスタイルもあってなかなか複雑です。

 

まずは「ニューオーリンズ・ジャズ(ディキシーランド・ジャズ)」。ニューオーリンズ・ジャズとディキシーランド・ジャズの明確な共通点は不明ですが、初期のジャズで黒人が演奏するのが「ニューオーリンズ・ジャズ」、白人が演奏するのが「ディキシーランド・ジャズ」と区別すればいいと思います。

 

「スウィング・ジャズ」は、ジャズに交響的なクラシック音楽を融合させたようなタイプです。大流行したのは「スウィング・ジャズ」です。これは1930年代~1940年代初めに大流行したのですが、主体は白人で、大人数編成による演奏スタイルでした。

 

「モダン・ジャズ」にはサブジャンルがあります。「モダン・ジャズ」は、1940年代に登場したビバップから始まり、1960年代終盤の「電化ジャズ」(マイルス・デイヴィスなど)まで続いたジャズの総称です。

 

サブジャンルには「ビバップ」、「クール・ジャズ」、「ウエストコースト・ジャズ」、「ハード・バップ」、「モード・ジャズ」などがあります。「フリー・ジャズ」は「アヴァンギャルド・ジャズ」とも呼ばれるタイプです。「ラテン・ジャズ」にもサブジャンルがあり、「アフロ・キューバン・ジャズ」、「ブラジリアン・ジャズ」、「ボサノヴァ・ジャズ」などです。

 

ジャズの種類はまだまだあり、「ジャズ・ファンク」、「ジャズ・ロック」、「エレクトリック・ジャズ」、「オルガン・ジャズ」、「クロスオーヴァー」、「フュージョン」、「ロフト・ジャズ」、「エスノ・ジャズ」、「パンク・ジャズ」、「クラブ・ジャズ」、「スムーズジャズ」、「アシッド・ジャズ」と続き、こうして種類を並べるだけでもジャズの奥深さがわかると思います。